※現在はブロックしているため、履歴を見れませんが、当時の実際のLINEです。
約5分後、
時刻は午前3時くらい。
ピンポーーーン
ピンポーーーン
ピンポーーーン
ピンポ、ピンポ、ピンポ、ピンポ、ピンポーーーン
コンコン
コンコン
ガタ、、、
ガタガタガタガタ、、、
ドアノブを開けようとする音が、真っ暗の静かな部屋に鳴り響いた。
僕はスマホを機内モードにして音を消し、布団の中で震えていた。
僕と彼女の家の距離は車で30分以上はかかる距離。
こんなに早く着くはずがないのだ。
ピンポーーーン
ピンポーーーン
ピンポーーーン
その後もずっと、一定間隔でピンポンが鳴り続けた。
20分くらいは経っただろうか。
ようやくピンポンが鳴り止んだ。
コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、、、、
誰かが階段を降りる音。
ようやく帰ってくれたんだと思った。
が。
その10分後。
ピンポーーーン
僕が家にいることを確信している様子だった。
次の日会った時、「家にいなかった」で押し通そうとしていたのに。
僕はブラフであることを信じて、音を立てないよう息を殺した。
部屋はワンルームなので、玄関はすぐそこ。
少しでも音を立てると、聞こえる距離。
ここまで来たら、家にいないことを突き通すしかないと思った僕は、その後も無視を続けた。
結果、10分後くらいには音がしなくなった。
階段を降りていく音も聞こえ、これで終わったと思った。
ただ、もしもの時のために、その後も音を立てずに寝ようと思った。
が、その時点で時刻は4時過ぎ。
かつ、そんなことが起きた後なんて、寝られるはずがない。
一睡もできずに、朝を迎えた。
その日も大学で講義があったため、家を出る8:45までは、これから彼女とどうするか、何回も考えて考えて、どう対処すればいいのか考えに考え抜いた。
そして、家を出る数分前に、どんな言い訳をするかしっかり決め、未読のままだったLINEに返信をした。
現在はLINEをブロックしていて、履歴は見れませんが、以下のような内容だったと思います。
返信もOK。
言い訳もしっかり準備できた。
ガチャ
鍵を開け、ドアを開けると、そこには、、、
※このお話は、僕の実体験です。ただ、記憶が曖昧な部分もあるため、言葉の言い回しが異なっている部分もあります。
※「続きが気になる!」という方は、こちらにご連絡ください。気になる人が多ければ、続きを書こうと思います。