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メンヘラ彼女が包丁を持って襲ってきた話。「あ、ここで◯ぬんだ」

2023年9月23日

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メンヘラ沼男

メンヘラ女になぜか好かれる25歳男|4人の元カノが全員メンヘラ|メンヘラ友達は100人以上|メンヘラコミュニティを7つ運営|これまでの経験から独自のメンヘラ学を研究|メンヘラ関係で悩む人をなくすのが夢

メンヘラ女
大丈夫、私もあとから◯ぬから

メンヘラ女
◯んでも、ずっと一緒だよ

包丁のシルエット

普通の人
マンガかよ

そんな声が聞こえてきそうだが、これは僕が実際、当時の彼女に言われた言葉。

ウソみたいなホントの話。

ことの発端は、僕のLINEだった。

その日は、僕の家に彼女が遊びに来ていた。

彼女はテレビを見ていて、僕はスマホを見ている時だった。

スマホをいじる男性

ガッ

急に彼女が僕のスマホを奪ってきたのだ。

最初、僕は何が起きたのかわからなかった。

えっ、どうした?
メンヘラ沼男

メンヘラ女
だれ?

えっ?
メンヘラ沼男

メンヘラ女
今のだれって?

今のって、なに?
メンヘラ沼男

本当にこの時は、なんのことなのか全くわからなかった。

ただただ、急に彼女が怒り出したと思っていた。

メンヘラ女
もういいよ

メンヘラ女
自分で見るから

そう言って、僕のスマホを触り出した。

僕は彼女の斜め前にいたため、彼女が何をしているのか見えなかった。

特にやましいことはないけど、僕もスマホの中身を見られるのは少し不安だったので、

ちょっと
メンヘラ沼男

スマホを奪い返そうとした。

メンヘラ女
触んないで

ほんとにどうしたの?
メンヘラ沼男

メンヘラ女
〇〇(僕の名前)が悪いんじゃん

そう言って、絶対にスマホを渡そうとしなかった。

不機嫌な彼女

もうこうなったら、どうしようもないことはわかっていたので、

奪わないから、なんでスマホ見るのか理由だけ教えて
メンヘラ沼男

彼女は怒ったまま、一言。

メンヘラ女
LINE

LINE?
メンヘラ沼男

メンヘラ女
LINEでさっき、メッセージきた女の人、だれ?

まだ僕は理解できなかった。

そもそも僕は女友達もあまりいないし、女性からLINEが来るなんてほとんどない。

しかも、さっきまで自分でスマホを見ていた時も、女性からの通知なんて来てない。

女の人からLINEなんて、来てないよ
メンヘラ沼男

メンヘラ女
じゃあ、見てもいいってことだよね

そう言って、彼女は僕のスマホでLINEを開いた。

すると、一番上の最新メッセージに

「気持ちよかったわ」

ここで、僕はすべて理解できた。

あ、それ違うよ
メンヘラ沼男

それ、男だって
メンヘラ沼男

普通の人
苦しい言い訳を

と思ったかもしれないが、実はこのメッセージ。

全部を見ると、「気持ちよかった」の意味がわかる。

その日、彼女と家に来る前に、大学の男友達4人と「今日、温泉に行かないか」と話していたのだ。

猿が温泉に入っている

ただ、僕は彼女との約束があったので、パスした。

その温泉に行った男友達が「(温泉が)気持ちよかった」という意味で使っていたのだ。

「気持ちよかったわ」の続きには、「〇〇(僕の名前)も来ればよかったのに」「お酒もうまい」とか色々書いてあったけど、最初の文章だけがLINEの通知に来てしまったため、誤解をうむ結果になった。

しかも、ややこしいのが、その男友達の名前が「ゆう」。

男子でも女子でもありえる名前。

彼女の誤解を解くために、ゆうとのLINEメッセージを過去まで見せて、ようやく解けた。

無事、彼女の怒りも収まった。

(よかったあ)
メンヘラ沼男

と、安心していたのも束の間。

すぐ事件が起きた。

先ほども言ったように、僕には女友達はほとんどいない。

”ほとんど”いない。

つまり、数人はいる。

風に靡いている彼女の横顔

これは、メンヘラである彼女にはもちろん言ったことはない。

ゆうとのLINE内容を見終わって、一覧に戻ったら、彼女はLINEを急に下にスクロールし出した。

女友達とは頻繁にLINEしてはいないため、LINEの最新の方を見せるのは全然OKだったけど、過去のものは別。

僕も慌ててしまって、

ちょちょっ
メンヘラ沼男

スマホを奪い返した時には、もう遅かった。

メンヘラ女
ありさって、だれ?

話し合いをするカップル

そうです。僕の女友達。

終わったと思った。

女性しかつけない名前。

完全に言い逃れはできない。

黙ると変に疑われるため、

ただの友達
メンヘラ沼男

そういうしかなかった。

実際、その子と体の関係は一度もない。

嘘はまったくついていない。

でも、彼女がそれを信じるわけがなく、

メンヘラ女
じゃあ、LINE見せてよ

ただ、その子とは2人で買い物に行ったり、飲みに行ったりはしたことはあった。

居酒屋の個室で梅酒

それを知らない彼女が見たら、余計に悪化すると思ったので、僕は見せないことを貫こうと思った。

これが、僕の最大のミス。

この選択が、失敗だった。

メンヘラ女
なんで見せてくれないの?

メンヘラ女
なんかあるんでしょ?

何もないって
メンヘラ沼男

信じてよ
メンヘラ沼男

これの繰り返し。

何十回もこの問答を繰り返した。

10分は経っていたかな。

彼女は急に立ち上がり、玄関に向かった。

どうしたの?
メンヘラ沼男

僕の問いかけも無視。

僕は帰ったと思った。

ガタガタ

バン

ドアを開ける音ではない。

(なんだ?)
メンヘラ沼男

そう思った時、彼女が部屋に戻ってきた。

包丁を前に突き出す

その手には、僕の家にあった料理用の包丁を持って。

声が出なかった。

立てもしない。

突然の出来事すぎて、状況を把握できない。

今まで、こんな状況を経験したことがないと、みんなこうなると思う。

(あ、ここで◯ぬんだな。)
メンヘラ沼男

その時は、ほんとにそう思った。

徐々に近づいてくる彼女。

包丁を振り飾す

メンヘラ女
大丈夫、私もあとから◯ぬから

そうつぶやいた。

(本気だ)
メンヘラ沼男

僕も直感でそう感じた。

本気で命の危機を感じた。

体を動かさないと◯ぬ。

僕の隣にはベッドがあった。

咄嗟に僕は、毛布を手に取り、彼女に投げつけた。

毛布に被さっている彼女

ちょうど彼女の顔から毛布がかぶさり、見えない状態に。

そこで、もう一枚の毛布で彼女の後ろから毛布ごと抱きついて、両手を押さえ込んだ。

メンヘラ女
とめないで!!!

メンヘラ女
もう◯ぬから!!!

メンヘラ女
生きてても意味ないから!!!

たぶんアパートの隣の人にも聞こえてたんだろうな。

それぐらいの大声で、彼女は泣きながら叫んだ。

包丁は手から離れていたが、泣き叫んで止まらない。

僕はとにかく「どうにかしないと」と思い、

大丈夫だから
メンヘラ沼男

〇〇(彼女の名前)が一番だから
メンヘラ沼男

ずっと一緒にいるから
メンヘラ沼男

後ろから毛布ごと抱きつきながら、ずっと慰める言葉を言い続けた。

もし僕が手を離したら、どうなるのかわからない恐怖があったから。

また包丁を持って刺されるかもしれないし、彼女自身が自分を傷つける可能性もある。

その時の彼女なら、何をしてもおかしくない状態だった。

手を離すと、◯ぬ。

この恐怖は、今でも覚えている。

極限状態だったと思う。

30分くらい経っていたと思うが、それくらいで彼女は叫ぶのをやめた。

メンヘラ女
ひっ、ひっ、ひっ

メンヘラ女
ひっ、ひっ、ひっ

泣いてしまった彼女

過呼吸みたいになっていたため、彼女を落ち着かせようと、後ろから抱き抱えながら、座らせた。

大丈夫だから
メンヘラ沼男

どこにも行かないから
メンヘラ沼男

彼女が落ち着くまで、声をかけ続けた。

僕も常に極度の緊張状態だったため、喉もカラカラ。

なんとか彼女も落ち着いて、毛布をかけた状態のまま、抱き抱えるのを解いて、

すぐ落ちていた包丁を拾って、近くの本棚の後ろに隠した。

すぐ彼女のもとに戻り、隣に座った。

一人にすると、何をするのかわからないため、常にそばにいないと。

そんな状態だった。

今日は家に帰すのは無理だと思い、彼女を僕のベッドに移動させた。

僕も正直、怖かった。

僕が寝ている間にまた、僕を◯そうとするんじゃないかという不安もあった。

ただ、彼女を一人で帰らせて、その帰り道に◯のうとする可能性だって、ないわけじゃない。

そうなると、亡くなった原因は僕にもある。

それを一生背負うことを考えると、最善策は僕の家に一緒にいることだった。

結局、彼女は泣き疲れて、そのままベッドで寝てしまった。

寝るメンヘラ彼女

僕は、ベッドの横で、ずっとスマホを触っていた。

とにかく、この状況をどうにかするために、知恵袋やTwitter、YouTubeなど色々見て、解決策を探した。

ただ、参考になる情報もなく、ただただスマホを見ていただけだった。

僕は一睡もできず、朝を迎えた。

何も解決策が決まっていないまま。

メンヘラ女
おはよう

彼女が起きた。

昨日の怒りは、もうない様子。

怒っている彼女(後ろ姿)

彼女は時計を見て、

メンヘラ女
もう帰るね、今日学校あるから

そう言って、身支度を整え出し、すぐに帰った。

僕も「学校がある」と言っているから、たぶん大丈夫だと思い、彼女を車まで送ってあげた。

その時は、一切言葉を交わしていない。

無言のまま、最後に

メンヘラ女
じゃあね

とだけ言って、その日は別れた。

そして、その日の夜には、LINEでメッセージが来て、いつも通りの他愛のない内容を送ってきた。

何もなかったかのように。

彼女がどういう気持ちだったのか、どんな状態だったのか、僕には全く理解できなかった。

そして僕は、その日の夜、毛布に空いた穴を見て、眠りについた。

※このお話は、僕の実体験です。ただ、記憶が曖昧な部分もあるため、言葉の言い回しが異なっている部分もあります。

※「続きが気になる!」という方は、こちらにご連絡ください。気になる人が多ければ、続きを書こうと思います。

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